男性型脱毛症とはどんなもの

男性型脱毛症は硬毛のうぶ毛(産毛)化

男性型脱毛症の原因は遺伝子で促進要因は男性ホルモンです。
生え際が後退するように硬毛がうぶ毛(産毛)に生え替わっていきます。
マイクロスコープで見ると毛は抜けて無くなっているのではなく微細な毛が生えています。
うぶ毛(産毛)は肉眼ではよく見えず毛が無くなったように見えるためハゲたことになります。
うぶ毛(産毛)化は前頭部と頭頂部にほぼ左右対称におこり うぶ毛(産毛)は肉眼ではほとんど見えないほどに細くて短い毛髪です。
ハゲるということは毛が無くなるのではなく見えなくなることです。

下の写真では硬毛とうぶ毛(産毛)が並んで生えています。
うぶ毛(産毛)はもう少しすると抜けてまた生えてきます。
決して太く長くなりません。

育毛三毛群


うぶ毛(産毛)化は前頭部と頭頂部で起こり左右対称になる

男性型脱毛症で毛が無くなったように見える部分はほぼ左右対称になります。
例えば鉄腕アトムのように生え際が切れこんでいる場合おおよそ左右対称です。
またつむじが広がっている場合も丸くなっていますがやはり左右対称となります。
ほかにいろいろなパターンがありますがほぼ左右対称です。
次の特徴はうぶ毛(産毛)化前頭部と頭頂部にのみ起こり側頭部と後頭部には起こりません。
仮に側頭部や後頭部が薄くなった場合は円形脱毛症の可能性があります。
この左右対称という現象はやはり遺伝子のプログラムにより男性型脱毛症が発生していることと関係があるのではないでしょうか。


育毛アトム育毛ハゲ


男性型脱毛症の原因は遺伝子で促進要因は男性ホルモン

男性ホルモンは5αリータクターゼ2という酵素によって強い男性ホルモンDHTに変化させられます。
この強い男性ホルモンは細胞の男性ホルモン受容体に取りつき遺伝子にTGF-β1という物質を作らせ、髪の成長を抑えます。
その結果これまでの硬毛の代わりにうぶ毛(産毛)が循環して生えてきます。


うぶ毛(産毛)は元の硬毛に戻らない(飲む育毛剤の限界)

飲む育毛剤のホームページにはImportant Information About ****として副作用、効果の有無に関する場合分けについての記載があります。
これと同様の内容は今から60数年前に報告されたハミルトンレポートにより詳しく報告されています。
ハミルトンの研究は、ハゲの血統を持つ人は思春期以降に男性ホルモンが増加してくるとハゲ始めるというもので、ハゲの血統を持つ人でも去勢などにより男性ホルモンが分泌されなければハゲることがないというものです。
またハゲが進行中の男性を去勢すると進行が止まるということも報告しております。
ところが「ハゲの進行が止まっても元の状態に戻らない」ということを簡単に付け加えていました。
(James B.Hamilton 「Male hormone stimulation is prerequisite and an incitant in common baldness」 1942年 477頁 )
飲む育毛剤は強い男性ホルモンDHTを抑制するという機能から去勢と同様の効果を与えることができます。
飲む育毛剤のホームページにあった但し書きはハミルトンの指摘と同じ趣旨になります。
要するにハゲの進行は止めることができても元には戻せないということです。


それではどうすればよいのでしょうか

男性型脱毛症そのものにはいかなる育毛剤や発毛プログラムも役に立ちません。
そのことが骨身に染みて分かるころにはすっかりハゲ上がってしまいます。
初期の段階での男性型脱毛症対策は、まずは皮膚科を受診して飲む育毛剤を処方してもらい継続します。
シャンプーも医師の指示があればそれを使います。「ヘアタラソ」の出番は常に頭皮のスキンケアの場面です。
医師よりシャンプーの指示が無い場合、指示が解除された場合に使用を始めてください。
シャンプーを使用しない洗髪と「ヘアタラソ」による頭皮のスキンケアは髪に腰を与えて丈夫にしますのでうぶ毛(産毛)化していない毛髪にボリュームが出てきます。
髪にボリュームが出ると急に増毛したようにみえます。